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倒産情報・倒産防止・不良債権防止・焦げ付き防止!危ない会社の見分け方!の研究

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安定度の分析

 下記の指標はいずれも一定時点の指標に過ぎません。
いくつかの時点の比較や今後の動き、他の指標との併用が必要です。
たとえば、下記の指標が良好でも収益性が低下している場合は、やがて諸指標が低下することもあるからです。

《自己資本比率》
定 義

返済不要の自己資本の比率を表します。この比率は高いに越したことはありません。しかし、自己資本比率が高くても、自己資本のほとんどが販売不能な設備や土地に充当されている場合は、目先の資金繰りに窮することもあります。また、自己資本比率が低くても目先の支払能力があれば影響ありません。
もっとも、自己資本比率が高いということは、何らかの資産が資金化しても多額の負債を返済する必要がなく、手元に多額の現金が残ることを意味しますので、これを高める努力が必要です。特に、昨今のような縮小経済が続いている状況では、「遊休資産での売り食い」ができるという強みがあります。
また、算出にあたって総資産を時価で算出すると、より現実的な自己資本比率が算出できます。
ちなみに、自己資本比率が高い業種としては、設備資金のほとんどを自己資本で調達しているメーカー、低い業種としては、信用取引を基本とする商社があげられます。
負債比率とは表裏の関係になります。

計算式

             自己資本
自己資本比率 = ----------- × 100
             総 資 本

自己資本(資本) = 資本金 + 剰余金(累積利益)
総資本=資産 = 負債 + 資本

判定指標 約30%前後
《流動比率》
定 義

会社の短期支払能力を評価する指標です。
1年以内に返す負債、すなわち短期負債(流動負債)を、同じく1年以内の資産である短期資産(流動資産)でどれだけまかなえるかを示した数字です。
これが高ければ、その企業の支払い能力は高いといえます。
金融機関が、相手の支払能力を検討するためにも重要視される指標です。

計算式

           流動資産
流動比率 = ------------- × 100
           流動負債

流動資産 = 現金・預金 + 売掛金 + 受取手形 + 在庫
流動負債 = 買掛金 + 支払手形 + 短期借入金 + 未払金

判定指標

一般的には、200%が理想とされています。流動比率が100%を下回る状態であれば、短期的に支払うべき債務が短期的に現金化する資産を上回り、資金的に好ましくない状態にあります。
100以上であれば当面の支払能力ありと考えられますが、預金の中には拘束性のものもありますし、売掛金や受取手形が必ず現金化する保証はありません。 上場企業の平均が120%程度となっています。

《当座比率》
定 義

当座比率は、会社が流動負債の何倍の当座資産を持っているかを示します。
流動比率との主な相違は、流動資産から棚卸資産などの現金化する速度の見えにくい要素を除くことによって、より現金化する確実性が高い当座資産と流動負債とを対比している点です。
当座資産とは流動資産をさらに絞り込んだかなり短期の支払手段です。在庫や拘束性の預金は除きます。

計算式

           当座資産
当座比率 = ------------ × 100
           流動負債

判定指標 一般的には200%を超えることが望ましいとされています。当座比率が100%を下回る状態であれば、短期的に支払うべき債務が短期的に現金化する資産を上回り、資金的に好ましくない状態にあると言えます。
流動比率同様100%以上が必要です。
《手元流動性比率》
定 義

「倍」という単位で表現し、何か月分の売上相当の現金と現金等価物があるかを示します。
流動資産の中の現金・預金と有価証券の合計額が月商の何倍あるかを示す指標で、よく適正な倍率は1カ月分とか1.5カ月分とか言われています。ただこの指標は同業者間で比較したり、業界分析によく使われます。

計算式

                現金預金+有価証券
手元流動性比率 = ------------------------- × 100
                   売上高(月)

月間売上高は、年間売上などの平均値を用います。

判定指標 一般的に2ヶ月弱が平均です。
必要以上の手元流動性資金を持っていることは資産運用上必ずしも好ましいことではなく、バランスのとれた資金運用が必要です。
この指標が必要以上に高ければ、より効率的な資金運用が必要となります。
《売掛債権対買掛債務比率》
定 義

販売し現金化していないものと、仕入れて支払を済ませていないものの比率です。

計算式                      売掛債権
売掛債権対買掛債務比率 = ------------- × 100
                     買掛債務
判定指標 100以下でなければなりません。
《固定比率》
定 義

固定比率は、固定資産に投下した資金がどの程度自己資本で賄われているのかを示す指標で、自己資本比率と合わせて長期的な資金の安定性を評価するのに用いられます。
固定資産は長期的に運用する資産ですから、固定資産に投下する資金はできる限り自己資本で賄われるのが理想的です。

計算式

           固定資産合計
固定比率 = ---------------- × 100
             自己資本

判定指標 100%がひとつの目安になります。
100%を下回っていれば固定資産への投資は全て自己資金で賄っている理想的な姿といえます。
これに対し、100%を超えていれば固定資産への投資が一部借入金などの他人資本によって賄われていることになります。
《固定長期適合率》
定 義

固定比率が100%以下であれば理想的ですが、現実的に固定資産への投資をすべて自己資金で賄うことは容易ではありません。
自己資本と固定負債とを合わせて(長期資本)固定資産との比率を計算したのが固定長期適合比率です。
固定資産に投下した資本がどの程度長期資本で賄われているのかを示す指標で、固定比率と合わせて長期的な会社資金の安定性を評価するのに用いられます。

計算式

                   固定資産
固定長期適合率 = ----------------------- × 100
                固定負債+自己資本

判定指標 数値の低い方が資金の安定性が高いと評価され、100%がひとつの目安になります。
固定長期適合比率が、100%を下回っていれば固定資産への投資は全て長期資本で賄っているといえます。
これに対し、100%を超えていれば固定資産への投資が一部短期借入金によって賄われていることを意味します。
《負債比率》
定 義

負債比率とは、自己資本と他人資本との比率を示し、自己資本比率と同様に会社の借入依存度を見る指標です。
自己資本比率とは表裏の関係になります。
負債比率は小さければ小さいほど、他人資本への依存度が低い安定した資本構造であるといえます。
他人資本が大きければ返済のために資金を用意しなければなりませんし、借入金等から発生する金利負担も大きくなるので、負債比率は低い方が資金の安全性が高くなります。

計算式

           負債合計
負債比率 = ------------- × 100
            資本合計

判定指標  
《経常収支比率》
定 義

経常収支比率は、資金収支表における経常収支尻の比率を示します。
経常収支尻が収入超過であれば100%を超え、支出超過であれば100%を下回ります。
会社の支払能力を見るということでは、流動比率や当座比率が静態的な支払能力を見る指標であるのに対して、経常収支比率は動態的な支払能力を見る指標となります。

計算式

               経常収入
経常収支比率 = --------------- × 100
                経常支出

経常収入 = 純売上高 + 営業外収益 + 前受金・前受収益純増高 − 売上債権(受取手形、売掛金、受取手形割引手形、受取手形裏書残高の合計)純増額 − 未収入金・未収収益純増額

経常支出 = 売上原価 + 販売費及び一般管理費 + 営業外費用 − 減価償却費(販売費及び一般管理費、営業外費用、製造原価明細に計上されているものの合計) + 棚卸資産純増額 + 前渡金・前払費用純増額 − 買入債務(支払手形及び買掛金)純増額 − 未払金(未払金および未払消費税)・未払費用純増額 − 貸倒引当金純増額 −引 当金 純増額(流動負債および固定負債の引当金合計)

判定指標

経常収支比率が100%を超えていれば通常の営業活動から生じる資金に余裕があり、100%を下回っていれば同資金が不足していることを示しますので、100%がひとつの目安になります。
経常収支比率が100%を超えて大きければ大きいほど、経常収支の収入超過額が大きく、資金繰りが良好であることを意味します。

《キャッシュフロー》
定 義

手元に残った自己資金のことで外部資金に頼らずに設備投資等を行えるので、今後の設備投資の動向を見る上で重要な指標となります。
損益計算書上の費用の中には、減価償却費のような現金支出を伴わないものがあります。また、配当金や役員賞与といった利益処分による資金支出は損益計算書上の税引後利益には含まれていません。
このような要素を考慮して当年度における会社の大まかな資金収支を算出したのがキャッシュフローです。

計算式 キャッシュフロー = 税引当期利益 + 減価償却費 − 配当金 − 役員賞与
判定指標 この数値が大きければ大きいほど、会社の事業活動における資金収支が良好であることを示します。
会社が赤字であっても、減価償却実施前で利益が出ていれば、事業活動上の資金にはある程度の余裕があることを示します。
《借入金依存度》
定 義

総資産に対する資金調達を有利子負債でどの程度賄っているかを示す指標です。
この比率が小さければ小さいほど有利子負債に対する依存度が低く、財政状態が健全であることを示します。
他人資本が大きければ返済のために資金を用意しなければなりませんし、借入金等から発生する金利負担も大きくなりますので、借入金依存度は、資金の安全性から低い方が好ましいことです。

計算式                長・短借入金+社債・転換社債+割引手形
借入金依存度 = ---------------------------------------- ×100
                   総資産+割引手形+裏書手形
判定指標 一般的に、会社が成長する過程においては外部資金を多額に導入するケースも多く、借入金依存度だけでは会社の評価はできません。他の安全性の指標や成長性の指標なども考慮しながら分析することが必要です。
上場企業の平均値は40%程度となっています。
《インタレストカバレッジ》
定 義

インタレストカバレッジ(倍)とは金利の支払い能力を示す指標で、本業や受取利息・配当金などを源泉に金利負担をどれだけカバーできるかを見ます。
  インタレストカバレッジは、資金の安全性から金融費用に注目する指標です。この指標は「倍」という単位で表現し、営業利益と受取利息の合計が支払利息の何倍に相当するかを表します。また、この比率は当年度における金利負担の影響だけでなく、将来の金利水準の変動に対するリスクも示しています。

計算式                    営業利益+受取利息
インタレストカバレッジ = -----------------------×100
                     支払利息割引料
判定指標 金利水準や会社の状態によりかなり変動します。
この比率が高ければ高いほど、営業利益に対する金利負担の割合が小さく、財務的な安全性が高いことを意味します。
逆にこの比率が低ければ、営業利益に対する金利負担の割合が大きく、将来の金利水準の変動に対応するだけの営業利益を確保することが必要になります。
 
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