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倒産情報・倒産防止・不良債権防止・焦げ付き防止!危ない会社の見分け方!の研究

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収益力の分析

《売上高総利益率》
定 義 売上総利益(粗利)の売上高に対する比率です。同業他社よりもこれが高いと大変有利です。
なぜならば、会社の維持費用(販売費及び一般管理費)を差引いても利益が発生し、それをさらに将来の投資に回せるからです。
計算式                 売上総利益
売上高総利益率 = ----------------- × 100
                 売上高

売上総利益 = 売上高 − 売上原価
判定指標  
《売上高営業利益率》
定 義

会社の営業活動の収益力を評価する総合的指標です。
同業他社よりも売上高総利益率が高くても、余剰人員や余剰設備(分不相応な本社ビルなど)を保有していてはこの率は低下します。売上総利益が必要額に達していない場合(販売数量が少ないなど)はこの率はマイナスとなります。
売上高営業利益率の増減は、売上総利益率の増減と販管費の増減に原因があります。売上総利益率に変化がなければ、販管費の増減が直接に売上高営業利益率に影響します。

計算式

                  営業利益
売上高営業利益率 = ----------------- × 100
                    売上高

営業利益 = 売上総利益 − 販売費及び一般管理費

判定指標

上場企業の平均は3〜4%となっています。
製造業5.2%、建設業3.5%、卸売業2.0%、小売業3.4%、飲食業7.9%。
売上高営業利益率は、同業他社との比較や過年度の推移から適正な水準を知ることが重要です。
この指標は収益性の指標ですが、資金面から見れば、会社は営業利益を源資として金融費用や設備投資資金を負担することになりますので、これらの資金の負担が可能となる水準がそれぞれの会社の目安になります。

《売上高経常利益率》
定 義

会社の営業活動と財務活動などを含めた営業外活動からの収益力を評価する指標です。
本業が順調でも、営業外で株式の売却損や評価損があればどうにもなりません。また、本業が悪くても営業外でカバーできることもあります。
売上高経常利益率の増減は、売上高営業利益率の増減と営業外項目の増減に原因があります。
売上高営業利益率に変化がなければ、営業外項目の増減が直接に売上高経常利益率に影響します。
営業外項目には、金融収支や資産売却損益を含みますので、受取・支払利息、為替差損益、資産売却損益の変動も売上高経常利益率に影響します。

計算式

              経常利益
売上高経常利益率--------------- × 100
               売上高

経常利益 = 営業利益 + 営業外収益 − 営業外費用

判定指標

製造業5.9%、建設業6.6%、卸売業2.3%、小売業3.1%、飲食業8.4%。
同業他社との比較や過年度の推移から適正な水準を知ることが重要です。

《売上高純利益率》
定 義

税引前利益の売上高に対する比率です。突発的な原因で大きく変動します。しかし、マイナスが好ましくないのは当然です。
売上高利益率は、会社のすべての活動からの収益力を評価する指標です。
この比率は、純利益が売上高に対して占める割合を示します。
当年度税引利益は、会社のあらゆる損益を含みますので、あらゆる損益の増減が当年度税引利益率に影響を及ぼします。
営業活動から生じる損益、金融収支の他、固定資産売却損益や投資目的で取得した有価証券の売却損益などの臨時項目、法人税等により売上高利益率に大きな影響を及ぼすことがあります。

計算式

                税引前当期利益
売上高純利益率 = -------------------- × 100
                   売上高

税引前当期利益 = 経常利益 + 特別利益 − 特別損失

判定指標 上場企業の平均は1.5%程度となっています。
当期利益には、固定資産売却損益、投資有価証券売却損益などの臨時的な損益項目を含んでいますので、売上高経常利益率と併せて見ることが必要です。
《総資本回転率》
定 義

一定期間に資本が何回転したかを表します。

計算式                  売上高
総資本回転率 = --------------------
              総資本又は総資産
判定指標 回転数が多いほうが少ない資本で効率よく経営していることになります。
しかし、それにともない利益を生んでいる必要があります。
《総資本経常利益率》
定 義

投下した総資本の効率を表します。
資産効率と収益性を経常利益を基準にして評価する総合的指標です

計算式

                   経常利益                経常利益          売上高
総資本経常利益率 = ------------------- × 100 = ------------ × -------------------- × 100
                 総資本又は総資産              売上高        総資本又は総資産

判定指標   総資本経常利益率は、高ければ高いほど使用総資本が効率的に収益に貢献していることを示します。この比率を売上高経常利益率と使用総資本回転率に分解することにより、収益性と資産効率のいずれに問題があるかを知ることができます。
《自己資本利益率》
定 義

自己資本すなわち株主の持ち分に対してどの程度の利益を得ることができたかを示す指標です。
株主にとっては、投資利回り的な指標になります。株主に対する利益還元の指標として、昨今注目を浴びている指標です。

計算式                税引前当期利益
自己資本利益率 = -------------------- × 100
                総資本又は資産
判定指標 自己資本利益率は、高ければ高いほど株主の持分に対する利益率が高いことを示します。
しかし、他人資本に依存した過小資本による経営においてもこの指標が高率となることもあり、自己資本比率とのバランスが重要です。
《売上高原価率》
定 義

収益力を見ることができ、原材料などコスト動向も察知できます。

計算式               売上原価
売上高原価率 = ----------------- × 100
               売上高 
判定指標 売上高原価率はこの数字が低い方が競争力があることになります。
《売上高償却前利益率》
定 義

実質的な資金の収入を伴う営業活動の収益力を評価する指標です。
この比率は、減価償却費負担前の営業利益が売上高に対して占める割合を示します。営業利益は資金収入を伴いますが、実際には資金支出を伴わない減価償却費を負担した後の利益であるため、営業利益から減価償却費を除くことによって、資金支出を伴う利益の評価にこの比率が用いられます。
したがって、この比率は、収益性のみでなく、営業収支の資金的な安全性も示しています。

計算式                    償却前営業利益
売上高償却前利益率 = -------------------- × 100
                       売上高
判定指標 営業損失であっても、減価償却負担前で利益がでていれば、営業収支は、資金繰り上収入超過になっていることを意味します。
《売上高販管費率
定  義

売上高に対する販売費・一般管理費の比率です。この比率によって売上高による販売費・一般管理費の負担状況を見ることができます。

計算式                 販管費
売上高販管費率 = ----------------×100
                 売上高
判定指標 一般的に低ければ低いほど良い。この比率の分析は、販売費・一般管理費の各項目ごとに比較分析することが重要です。
販売費・一般管理費の内訳は業種によって相当の差がありますが、変動費的性格のものと固定費的性格のものに分類することができます。
一般に、固定費的性格の経費項目の比率が低ければ、不況に対する抵抗力が高いと言えます。
《売上高純金利負担率》
定 義

売上高が負担する金融費用の純額の割合を示す指標です。この比率によって、売上高による純金利の負担状況を見ることができます。

計算式                   支払利息割引料 − 受取利息 − 受取配当
売上高純金利負担率 = -------------------------------------------- ×100
                                売上高
判定指標 こ の比率は、低ければ低いほど、金融費用の負担が少なく、借入金依存度が低いことを示します。
また、この比率が低ければ、将来の金利変動に対するリスクが小さく、経営が安定していると言えるでしょう。
 
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